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ヤフーショッピングのおすすめ順の検索対策方法と表示のコツ

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バックヤード研究所とは、楽天市場
のRMS、ヤフーショッピングのストアクリエイターPro、Amazonのセラーセントラルなど、管理画面の有効活用を研究する現役店長の調査ブログである。

ある有名な店長の言葉にも「バックヤードを制する者は、ネットショップを制す」という言葉があります。

バックヤード、管理画面の機能を100%活用できる日を目指して、店舗運営の記録を残していきたいと思います。

ヤフーショッピングのおすすめ順の検索対策方法と表示のコツ

Yahooショッピングの検索「おすすめ順」とは?

ヤフーショッピングでは、ユーザーからのキーワード検索の際のデフォルト表示として「おすすめ順」という表示方法が採用されています。

ヤフーショッピングの検索結果の基本表示である「おすすめ順」とは一体どんな順番なのでしょうか?

ヤフーショッピングでは、公式な発表として「おすすめ順」を以下のように定義しています。

「おすすめ順」は、Yahoo!ショッピング独自のアルゴリズムで算出された表示順位です。算出にあたっては、お客様がどのような商品を探されているか、お客様がどのような商品を購入されたか、ストア※が支払う販売促進費の設定率などの各種データを使用しています。
※Yahoo!ショッピングが認定したストアに限ります。

Yahoo!ショッピングはモール型のインターネット通販カタログです。その一部についてはストアから販売促進費をいただいています。

つまり、ヤフーショッピングが公式に発表している「おすすめ順」とは、ヤフーショッピング上で売れている商品に加えて、「ストアが支払う販売促進費の設定率」、つまり「PRオプション料率」によって算出される順番ということになります。

PRオプションとは、ヤフーショッピングに出店している店舗が、自由に設定できるヤフーショッピング内での露出強化広告の一種です。

PRオプション料率を上げれば、ヤフーショッピングの検索デフォルト順である「おすすめ順」で上位表示させやすくなるということですね。

では、実際にヤフーショッピングが公式アナウンスとして定義しているおすすめ順のロジックについて考察していきたいと思います。

ヤフーショッピングのおすすめ順の表示方法とコツ

ヤフーショッピングの基本検索結果である「おすすめ順」について、その表示ロジックについて考察していきたいと思います。

まずは、ヤフーショッピングのバックヤード、管理画面であるストアクリエイターPro上に記載されていた、おすすめ順の定義について、再度確認したいと思います。

ヤフーショッピングの検索結果「おすすめ順」は、主に二つの要素が重要とされています。

  • (1)検索されたキーワードとのマッチング
  • (2)その商品の販売実績(アクセス数、購買率、売上など複数の要素)

(2)については、主に売れているかどうかというあたりを判定されていることがわかります。

では、(1)の「検索されたキーワードとのマッチング」とは一体何を評価対象にしているのでしょうか?

こちらも、公式発表データを元にして考察してみたいと思います。

Yahooショッピングでは、検索対象として以下の項目が検索の対象となることが明言されています。

ヤフーショッピングで検索対象となる項目一覧

  • 商品名(name)
  • 商品コード(code)
  • キャッチコピー(headline)
  • 商品情報(explanation)
  • 製品コード(product-code)
  • JANコード/ISBNコード(jan)
  • ブランドコード(brand-code)
  • プロダクトカテゴリ(product-category)

また、キーワードマッチングにおいて、気を付けておくべきポイントも以下にご紹介いたします。

内容 リスト順位への影響
商品名内の先頭キーワードとのマッチ 検索キーワードが最初にマッチした単語の位置を見て、前にあればあるほど加点、後ろになるほど徐々に減点。
単語同士の近接具合 2単語以上で検索された際、検索結果で、単語間の距離が違い場合に加点。単語間の距離が離れるにしたがい、徐々に減点。
商品名内の修飾文字 減点対象文字が含まれた回数で減点。(減点対象の修飾文字:【】[]!★☆◆≪≫■<>♪○◎※◇○□△▲▽▼)
商品名の文字列(文字数) 商品名が平均分布以上に長い物は減点。(平均分布とは、ヤフーショッピング内での商品名の文字数の平均のこと。)
プロダクトカテゴリ名マッチ 検索キーワードが、商品の登録されているプロダクトカテゴリ名とマッチしている場合、加点。
Yahoo!ウォレット対応 カテゴリリストのみ加点。
送料無料対応 カテゴリリストのみ加点。
ポイント倍率設定 カテゴリリストのみ加点。
きょうつく・あすつく対応 カテゴリリストのみ加点。
ベストストア カテゴリリストのみ加点。

以上がヤフーショッピングが公式アナウンスとして発表している「おすすめ順」の表示のために注意すべきポイントです。

ヤフーショッピングのおすすめ順のまとめ

今回はヤフーショッピングのおすすめ順の表示ロジックについて、ヤフーショッピングが公式のマニュアルで発表しているルールを元に考察してみました。

ヤフーショッピングのキーワード検索結果は「おすすめ順」がデフォルト表示されますが、このおすすめ順は、必ずしも「売れている商品順」と言うわけではありません。

ヤフーショッピングに出店している店舗が、販促露出策として利用している「PRオプション広告」の料率によっても表示順位が変わってきます。

そのため「おすすめ順」というのは、「売れているからおすすめ」ではなく、「ヤフーショッピング的におすすめしている」と言う意味でのおすすめ順になることには、利用者目線では注意が必要です。

ヤフーショッピングの表示ロジックは、楽天市場

と比較した場合、かなり精巧なアルゴリズムを持っていることが、公式アナウンスの内容からは見て取れます。

楽天市場は、ヤフーショッピングほどの加点減点方式は採用されていないように感じていますが、今後は楽天市場でもAI(人工知能)などによる表示ロジックが採用されるとも言われていますので、表示精度は高まることが期待されています。

いずれにせよ、テクニックよりも「売れる商品」をしっかり作り込むことが大事ですから、まずは、沢山のユーザーに購入してもらえるような商品を作ることを優先したほうがいいでしょう。

今回の記事の内容が、ヤフーショッピングで商品の検索結果「おすすめ順」の表示方法を探されている方の参考になれば幸いです。




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