【完全版】楽天市場の集客の仕組みとは?楽天でアクセス数を増やす方法
楽天市場とは?
楽天市場
とは、楽天株式会社が運営する日本国内で最大級の流通額を誇るインターネットショッピングモールのことです。
日本のEコマースでは、楽天市場、Amazon、ヤフーショッピングの三つのインターネットショッピングモールを総じて「国内三大モール」と呼んでいます。
楽天市場では、2019年7月1日時点では、47,569店舗が出店しています。
純粋な物販によるEコマースのみの流通額では、Amazon.co.jpの方が楽天市場よりも多いと思われますが、楽天は楽天グループ総合での流通額しか公表していないためわかりかねる状況にあります。
楽天ユーザーのアクセス方法のすべて
楽天市場でネットショッピングを行うユーザーは、どうやって商品を探しているのでしょうか?
楽天市場を利用するユーザーが商品の注文に至るまでのアクセス方法を、現役楽天店長が解説いたします。
楽天内のキーワードによる検索
楽天市場において、ユーザーが商品を探す際に最も利用される方法が「検索窓からのキーワードによる検索」です。
楽天の公式発表によると、キーワード検索を利用して商品を探すユーザーは、全体の80%以上に上るとのことです。
ユーザーが商品を探す際に入力するキーワードに対して、自分のネットショップの商品を露出させる事ができるかどうかは非常に重要なポイントです。
絞り込み検索経由
「絞り込み検索」とは、楽天市場でキーワード検索を実施したユーザーが、商品をより自分の求めている商品に絞り込む為に利用する仕組みのことです。
楽天市場では、ファッションジャンルの商品などの場合、サイズやカラーなど絞込項目があらかじめ用意されています。
例えば、「浴衣」というキーワードで検索をかけてみると、以下のような絞込条件が画面左側に表示されるのがおわかりいただけるかと思います。
浴衣の場合表示されている絞込項目としては以下の項目が表示されています。
- 性別
- ジャンル
- 価格
- 生産国
- アイテム数
- サイズ(S/M/L)
- 服のテイスト
- 身長(cm)
- 浴衣の柄
- カラー
- 配送
- レビュー
- その他条件
- ギフト
- 除外キーワード
楽天市場では、通常はキーワード検索を実施した検索結果は「標準」という条件で表示されています。
この「標準」という表示順は、「売れている商品順」と考えて頂いて問題ないと思います。
楽天ユーザーで、特にキーワード検索に慣れているユーザーはこの絞り込み機能を使って自分が求める商品をより短時間に表示させる傾向があります。
特集ページ経由
特集ページとは、季節需要やセール期間などに特別に設置されるページのことです。
楽天市場では、毎月実施している「お買い物マラソン」や、3カ月に1回の周期で開催している「楽天スーパーセール」という特別なセールイベントがあります。
大型セールイベント以外にも、ほぼ毎日のように、楽天DEALの特集ページや、タイムセール、またプロ野球のシーズン中には、楽天イーグルスが買ったらポイント2倍となる特集などを実施しています。
特に楽天市場でアクセス数が増えるのが、毎月0と5のつく日に開催しているポイントアップキャンペーンです。
特集ページを経由してよりお得にネットショッピングをしたいというユーザーがいる事を覚えておいてください。
ランキング経由
楽天市場では、毎日更新される楽天デイリーランキングというランキングがあります。
これは、前日に楽天市場内で売れた商品の売上高と、販売数をもとに評価したランキングです。
ランキングは、初めて楽天を利用するユーザーにも見られやすいページで、「楽天市場で今何が売れているのか」という指標として見られるページでもあります。
ミネラルウォーターなどは、楽天デイリーランキングの上位常連商品で、毎日売れ続けているような状況にあります。
沢山の人が購入している商品は、「お買い得」であったり「最安値」であったりする傾向があるため、衝動買いしても損しない商品である傾向があります。
楽天市場には、デイリーランキングのほかにも、リアルタイムランキングやジャンル別ランキングなど、様々なランキングが毎日自動更新されています。
アフィリエイト広告経由
アフィリエイトという言葉を聞いた事がありますか?
アフィリエイトとは、楽天市場の商品をブロガーなどが自分のブログで紹介する事で、広告収入を得る事ができるインターネット上の広告手法のことです。
楽天市場の商品は、楽天の会員IDを持っている人であれば、だれでも気軽にアフィリエイト広告を実施して、成果に応じて広告収入を得る事ができます。
その為、読者の方が、楽天市場以外のブログやウェブページを観ていても、自分が過去に楽天市場で閲覧した商品に関するバナー画像などが表示されている事を経験したことはないでしょうか?
専門的な言葉では、こうした広告は「リターゲティング広告」という広告で、ウェブページを閲覧しているブラウザの閲覧履歴を元に、表示させることができる広告なんです。
BtoCのEC市場は、2018年に18兆円規模にまで成長していますが、EC市場の成長に比例してアフィリエイト広告市場も拡大している傾向があります。
検索連動広告経由
検索連動広告とは、楽天市場内でキーワード検索を実施した際に、検索結果の上部に表示される広告のことです。
楽天ユーザーのキーワード検索に関連する商品が表示され、商品名の前に「PR」と表示されている商品が検索連動広告によって表示されている商品となります。
楽天市場に出店している出店者は、自分のネットショップの商品をより多くの楽天ユーザーに見てもらいたいという思いがありますので、検索連動広告を利用するショップも多いのです。
ただ、最近では楽天ユーザーも広告商品と通常表示商品の表示については、理解しているユーザーが多い為、広告表示された商品の場合、クリックを避けるユーザーも増えていている状況にあります。
それでも、やはり強制的に商品を露出できる広告は魅力ある方法ですし、アクセス数を稼ぐには有効な手法であることは間違いありません。
SNS経由
SNSとは、TwitterやFacebook、インスタグラムなどの事です。
ファッションジャンルのネットショップの場合、インスタグラムで商品紹介する事で、ターゲットとなる若い女性層を自分のネットショップに呼び込む事に成功している店舗事例もあります。
楽天市場では基本的に出店者の運営しているSNSであっても外部リンクが禁止されているのですが、楽天に申請を出す事で、SNSとの連携が使えるようになります。
SNSは、店舗側が発信した投稿に対して、フォロワーが「いいね」や「シェア」などを行ってくれる事で、情報を広く拡散してくれる事が期待されています
また、SNSは基本的に無料で利用できるものがほとんどのため、広告利用を行う方法よりもコスト面でのメリットがある方法でもあります。
楽天からのメルマガ経由
楽天が発信するメルマガ、メールマガジンからのアクセスは非常に大きなトラフィックが期待できます。
もちろん、楽天が発信しているメルマガですから、出店者が任意で自分のショップの商品をメルマガに掲載してもらうことできません。
また、一部では広告的な利用となる掲載もあるため、楽天市場で広告を購入、利用した出店者の商品が優先的にメルマガで紹介される傾向があります。
メルマガは、LINEなどのSNSツールが普及している現在、どちらかと言えば「オワコン」的な扱いを受ける事もありますが、EC市場においてはメルマガはまだまだ有効な集客施策です。
売れているネットショップほど、メルマガをしっかりと作りこみ、毎週配信しています。
外部の検索・SEO経由
外部の検索とは、GoogleやYahooなどの検索エンジン経由でのアクセスのことを指します。
検索エンジンへのキーワード検索の結果に対して、上位表示を目指す手法のことをSEO対策と呼びます。
SEO対策は、専門の業者がある程度高額な対応費用を請求して実現するような非常に難易度の高い施策となります。
また、たいていの商品名やカテゴリ名などは、楽天市場をはじめ、AmazonやZOZOTOWNなどの大手ECモールのページが上位表示される傾向があります。
個人のショップがGoogleやヤフーの検索エンジンから直接表示されるというのは非常にまれなケースで、特殊なキーワードを含むような商品名の場合に限られると思います。
楽天市場でアクセス数を増やす方法
楽天市場を利用するユーザーがどのような方法で商品ページにアクセスしているのかは先ほどお話いたしました。
では、実際に楽天市場でアクセス数を増やす方法についてお話したいと思います。
楽天市場で自分のネットショップの商品ページへのアクセス数を増やす具体的な方法は、「検索対策」か「広告利用」の二つの方法に絞られます。
検索対策とは楽天市場内のキーワード検索に対して、自分の商品ページをより上位に表示させる為に行う対策です。
一般的にはこの手法を「楽天SEO対策」と呼んでいる人が多いです。
もうひとつの「広告利用」とは、楽天市場のキーワード検索時に検索キーワードに関連する商品を楽天側が自動判別したうえで表示させる広告のことです。
具体的な名称では「RPP広告」や「クーポンアドバンス広告」と呼ばれています。
広告の利用については、まとまった広告費用がなくては広告を利用する事ができません。
その為、今回は、費用がない店舗さんでも対策が行える「楽天SEO対策」について具体的な方法をご説明したいと思います。
楽天内SEO対策で重要なポイント
楽天内のSEO対策について、具体的な方法と重要なポイントをお話いたします。
これは現役店長である筆者が日々体感している実体験に基づいた内容となります。
厳密な検索ルール、アルゴリズムと言いますが、検索結果のルールは楽天は発表していません。
また、重要なポイントとしては、楽天市場の検索結果の基本表示は「標準」という順番であり、標準は「売れている商品が優先的に表示される」という事です。
ここを理解しておかなければ、新規で登録した商品に対して、楽天SEO対策を適切に実施したとしても、望むような表示結果とならない事があります。
では具体的なポイントをひとつずつご説明いたします。
商品名を最適化する
楽天SEO対策において、最重要なポイントは「商品名の最適化」です。
商品名とは、カタログに掲載されている商品名だけでなく、容量やサイズ、カラーなどの情報も含める事が重要です。
例えばユーザーが「飲料水」を楽天市場で探している場合に、どのようなキーワードで検索すると思いますか?
「お水」という人もいれば「ミネラルウォーター」と検索する人もいます。
または、商品名を直接入力する人もいます。
楽天市場で最も売れている飲料水は「クリスタルガイザー」という500mlのペットボトル飲料です。
この商品が常に売れている状況にあり、楽天デイリーランキングでもほぼ毎日トップ10に入っています。
商品名を最適化するポイントについては、以下のページに具体的な手法をまとめておりますのでこちらを参考にしてみて下さい。
ミドルワード・スモールワードを意識する
読者の方の中には、「ミドルワード」や「スモールワード」という言葉を聞いた事が無い方もおられると思います。
これは、楽天市場などの支援をおこなうECコンサルティング会社が売上アップの施策として実施する方法でもあります。
これも具体的な事例で説明しましょう。
例えば、「ワンピース」という言葉でユーザーが検索するとします。
ワンピースと一言で言っても、ファッションのワンピースもあれば、漫画のワンピースもあります。
つまり「ワンピース」というキーワードだけでは、どちらのワンピースを求めているのかが判断できないわけです。
その為、ユーザーもどのようなワンピースなのか、「ワンピース」というキーワードの後に追記してキーワードを入力するのが一般的な検索方法となります。
実際にワンピースと楽天市場の検索窓に入力した後に、「スペース」を打ち込んでみました。
すると、以下のようなキーワードが表示されました。
- 「ワンピース レディース」
- 「ワンピース 夏 レディース」
- 「ワンピース 半袖」
- 「ワンピース ロング」
- 「ワンピース 93」
- 「ワンピース フィギュア」
- 「ワンピース 水着」
- 「ワンピース 長袖」
- 「ワンピース 大きいサイズ」
- 「ワンピース キッズ」
ワンピースの後にスペースを打ち込む事で表示されるキーワードリストのことを「レコメンドワード」と呼びます。
これは、楽天市場を利用するユーザーがキーワード検索を行う際に、どのようなキーワードで検索しているのか、検索数の多い順番にキーワードが表示される仕組みです。
楽天SEO対策とは、「ワンピース+●●」の「●●」というキーワードを最適化する事が具体的な方法です。
この「●●」がミドルワード、スモールワードと呼ばれているのです。
ミドルワードやスモールワードはユーザーの具体的なニーズである傾向が強いため、ミドルワードやスモールワードを商品名に入力する事でユーザーが求める商品一覧に自分の商品を表示させる事に成功できれば、商品が売れる確率が上がります。
「ワンピース 半袖 花柄」や「ワンピース キッズ ピンク」などは、具体的なニーズに合致しているため、ユーザーに選ばれやすくなるという訳です。
ちなみに「ワンピース+半袖」に対して、更にスペースでレコメンドワードを表示させると以下のような結果となりました。
- 「ワンピース 半袖 きれいめ」
- 「ワンピース 半袖 膝丈」
- 「ワンピース 半袖 150」
- 「ワンピース 半袖 ロング」
- 「ワンピース 半袖 プリーツ」
- 「ワンピース 半袖 大きいサイズ」
- 「ワンピース 半袖 麻」
- 「ワンピース 半袖 レディース」
- 「ワンピース 半袖 130 発表会」
- 「ワンピース 半袖 ポリ」
もちろん、商品に関連していないキーワードを意図的に入力する事は、違反行為ですから注意して下さい。
キャッチコピーの使い方を最適化する
楽天市場では、商品名の次に重要なポイントが「キャッチコピー」と言われています。
キャッチコピーにも、商品名と同じように、検索時のフックとなるキーワードを入れる店舗さんが多い傾向にあります。
ただ、最近の傾向としては、キーワードの重要性は、キャッチコピーよりも商品名への重要度の比重が高いように感じています。
キャッチコピーの有効な使い方としては、その商品を一言で説明できるようなキャッチコピーとなる文言を適切に入力する事が望ましいと思います。
検索結果に表示させる事よりも、ユーザーに対して、この商品のどこに魅力があるのか、今買うべき理由、おすすめの理由は何なのかを適切に記載するといいと思います。
全商品ディレクトリIDの最適化
全商品ディレクトリIDとは、楽天市場に出品されている商品を管理する為の楽天市場が指定したカテゴリのようなものの番号のことです。
全商品ディレクトリIDは、表面上は判別する事はできず、楽天市場の管理画面であるRMSの商品ページ上にて指定する事ができます。
楽天市場では、楽天ユーザーからの声として「商品が検索しづらい」「比較しにくい」という声が数年前からずっと上がってきています。
筆者も普段のネットショッピングは、Amazonを中心に利用しているのですが、Amazonと比較した場合に、型番商品などは、残念ながら楽天市場の商品検索では比較しにくい現状があります。
それでも楽天としては、こうした利用者の声を真摯に受け止めて、日々検索結果の最適化を目指した開発を続けています。
全商品ディレクトリIDは、商品のジャンルを明確にするためにも重要な役割を果たすものですから、必ず適切なディレクトリIDを商品ごとに設定するようにしましょう。
現状で特にペナルティとなっているわけではありませんが、将来的に全商品ディレクトリIDが最適化されていない商品ページは検索結果に表示されなくなることが想定されます。
タグIDの最適化
タグIDとは、楽天市場の管理画面の商品ページ内で設定する事ができる商品に対するスペックや仕様を指定する仕組みのことです。
ファッションジャンルでは、特にこのタグIDが重要な役割を担っています。
ファッションジャンルのタグIDで設定できる項目としては以下のような項目を指定する事ができます。
- カラー
- サイズ(S/M/L)
- 身長(cm)
- 胸囲(cm)
- ウエスト(cm)
- ヒップ(cm)
- 号数(女性)
- 洋服の丈
- 野球チーム特集(日本)
- 服のテイスト
- ファーの種類
- 生産国
- 洗濯表示
- アパレルサイズタイプ
- 自然派志向
- 不使用添加物
- オーガニック認証機関・基準
- 生地の素材
- ブランド
- 袖の長さ
- ドレスのシルエット
- 柄
各項目に対して、また選択肢がそれぞれ表示されます。
代表的な項目として「カラー」の選択肢を紹介します。
- ブラック
- グレー
- ホワイト
- ブラウン
- カーキ
- ベージュ
- レッド
- ピンク
- オレンジ
- イエロー
- パープル
- グリーン
- ネイビー
- ブルー
- ゴールド
- シルバー
- ワインレッド
- 透明
- マルチカラー
タグIDは、「全商品ディレクトリID」と連動していて、それぞれ適切なタグIDの候補が表示される仕組みとなっています。
タグIDは、最大で32個まで同時選択が可能です。
タグIDを完璧に最適化している店舗は、楽天市場内でもごくわずかだと思いますから、対応可能な店舗さんは是非タグIDをしっかりと付けておいてください。
カタログIDの入力
カタログIDとは、楽天市場の商品ページにおいて入力必須の項目です。
具体的には商品に対して発行される「JANコード」を入力する事になります。
JANコードが存在しない商品の場合は、「カタログIDなしの理由」を選択したうえでその理由を選択します。
カタログIDないの理由の選択項目は以下の通りです。
- 1:セット商品
- 2:サービス商品
- 3:店舗オリジナル商品
- 4:項目選択肢在庫商品
- 5:該当製品コードなし
クリック率を上げる商品第一画像
楽天市場では、キーワード検索結果として表示される商品をクリックする事で、各店舗の商品詳細ページに移動します。
この時、表には表示される事のない「クリック回数」「クリック率」というデータが存在します。
キーワード検索に対して、商品が何度表示され、そのうち何回クリックされたのか、これがクリック率「CTR」です。
クリック率が高い商品は、検索結果の上位に表示される為の「プラスの評価」が与えられている可能性が高いと思います。
これはあくまでも推測の範囲となりますが、GoogleやYahooでの検索結果に対して、クリック率は非常に重要な評価基準となっていますから、楽天でも同様のアルゴリズムがあるものと考えてよいでしょう。
クリック率を上げるには、商品名以上に商品画像を最適化する必要があります。
現在、楽天市場では、商品画像登録ガイドラインが順守されることになっていますので、文字入れなどに制限があります。
楽天の商品画像登録ガイドラインについての詳細はこちらをご確認ください。
レビュー数を増やし続ける
インターネットショッピングにおいて、ユーザーが商品の購入の参考として重視するポイントに「ユーザーレビュー」があります。
ユーザーレビューは楽天市場だけでなく、Amazonなどでも非常に重要視されている評価基準となる項目です。
楽天のキーワード検索結果に対して、上位表示される商品の多くはユーザーレビューが非常に多く、高評価である傾向があります。
また、検索結果の並び替え項目の中に「レビュー数が多い順」という絞り込みの方法が用意されています。
消費者の立場からすれば、沢山のユーザーから高い評価を受けている商品なら安心して注文することができるわけですから、レビューがネット通販で重視されるのは納得できる事だと思います。
いかにして、ユーザーからのレビューをもらい続ける事ができるか、その方法を考えてみて下さい。
RPP広告を利用する
楽天市場内で、キーワード検索に連動した広告として、以前まではCPC広告というものがありました。
それが現在では「RPP広告」という名称になって残っています。
RPP広告は、CPC広告のときよりも広告効果が最適化される事を謳っている楽天の公式広告です。
確かに広告を利用すれば、商品が広告予算内に応じて表示され続ける為、ユーザーに対するインプレッション、表示回数は高まります。
もちろん、CPC広告の後継広告ですから、クリック課金型の広告となります。
クリックされなければ広告予算が減る事はありませんが、一回あたりのクリック単価が高騰している現在においては、ある程度高い広告予算がなければ数回~数十回のクリックで、一日あたりの広告予算が尽きてしまう可能性が高いのです。
これはGoogleなどの広告、リスティング広告などにも言える傾向ですね。
予算的に厳しい個人の店舗さんなどは、RPP広告を利用するのは難しいと言えるでしょう。
だからこそ、費用の掛からない検索対策に注力する事が優先事項となるわけです。
楽天市場のアクセスアップ方法のまとめ
今回は、楽天市場でのアクセスアップ方法として、楽天ユーザーがどのような経路で商品ページに辿り着き、購入に至るかを現役店長の視点でお話してきました。
楽天市場は、ネットショップの出店方法としては、固定費がかかるため、出店するからには、月商100万円以上を目指したい売り場だと思います。
日本ではAmazonもネット販売の場所としては、トラフィックの多さから人気がありますが、Amazonの場合は、商品ページが基本的に共有で利用する仕組みのため、型番商品の場合は価格競争が前提となります。
楽天市場のように、ショップ事の個性や売りを伝えることはAmazonでは難しいでしょう。
逆に楽天市場は、店舗を構えて自分の好みのネットショップとして運営する事ができる売り場です。
システムの改定やモール内のルール、販売時の手数料など、様々な面を考慮しなくてはなりませんが、今後も楽天市場は、Amazonとは異なる形態で日本のネットショッピングモールとして成長を続けていく事は間違いないでしょう。
楽天市場に出店を検討されている読者の方は、まずは楽天市場の最新の状況を知る為に資料請求されるといいと思います。
インターネット上の情報では、やはり最新の情報を追う事はかなり時間がかかりますし、情報によってはルール改定されているという事があります。
今回の記事が楽天市場でアクセスアップする方法について検索されている方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。