楽天市場で決算シーズンの楽天スーパーセールが開催中！新型コロナの影響は？

楽天市場で決算シーズンの楽天スーパーセールが開催中！新型コロナの影響は？

楽天市場では、今年度最後となる楽天スーパーセールが、2020年3月4日（水）20：00～3月11日（水）1：59まで開催されています。

今年の楽天スーパーセールは、通常であれば決算期の楽天スーパーセールとして年末商戦に並ぶ売上高が期待できるセールですが、新型コロナウイルスの影響もあって、例年よりも売上が下がるのではないかという声も聞こえてきています。

実際に本日更新された楽天デイリーランキングを見てみると、やはり新型コロナウイルス関連商品の上位ランクインが非常に目立っていました。

マスク関連の商品は、楽天デイリーランキングトップ20の内、5商品がランクインしていましたし、先日のインターネット上でのデマ報道から一時的に在庫欠品したトイレットペーパーも楽天デイリーランキングの5位と8位にランクインしていました。

トイレットペーパーに関しては、大手量販店でも随時入荷されているようですので、焦ってネットで購入する必要もなさそうな感じですね。

ただ、マスクはやはりまだまだ不足傾向にある状態が続いていますから、今後もインターネット上での需要は高まると思います。

そんな中、一つ朗報がありました。

政府はマスクの転売に関して、ネット販売を禁止する総合対策を講じる事を決定しました。

マスクの高額転売に対しては、罰則も設けられる予定で、国民生活安定緊急措置法の26条を適用し、懲役5年以下、または、300万円以下の罰金を科すことを
検討しているそうです。

またインターネットオークションサイトの国内最大手「ヤフオク！」では、3月14日以降マスクのオークション出品を一律禁止する事を発表しました。

これでマスクの転売目的による買い占めは減少する事が期待できそうですね。

マスク転売をめぐる動きがここ数日で一気に進んだこともあって、インターネット上では規約変更やガイドラインの改定などが行われていますが、楽天といてば、以前から送料無料ラインの統一問題で、公正取引委員会から緊急停止命令を受けている状態でした。

昨日、時事通信社の報道がありましたが、公正取引委員会は楽天に対して「実施を取りやめるべきだ」との認識を示したことがわかりました。

大手企業の楽天が零細な出店事業者の反対を押し切って送料無料ラインの統一制度を実施すれば「公正かつ自由な競争秩序が回復しがたい状況に陥る」と言う事も述べられていました。

この報道に対して楽天はと言えば、送料無料ラインの統一は法令上の問題はないという主張のもと3月18日から開始する姿勢を崩していないそうです。

法令上問題なければ、何をやってもいいというのなら、それはモラルや倫理を無視する行為ととらえられないのでしょうかね。

一部のメディアで言われていた情報ですが、楽天の考え方は、既存2割程度の店舗が、楽天市場全体の8割以上の流通額を売上ている状態にあるそうですが、こうした上位店舗にとっては、送料無料ラインを3980円に設定したとしても、ほとんど自社での負担、痛みは伴わないのではないかと言われていました。

確かに、送料無料ラインを統一されて負担増となるのは、中小零細個人のネットショップでしょう。

そして、楽天の姿勢としては、この送料無料ライン統一に賛同できない店舗はいつでもやめてもらって構わないし、契約期間が残っている場合は月額利用料を返金するという姿勢をとっています。

「文句があれば返金するからやめてどうぞ」という訳ですね。

正直なところ、店長としては、公正取引委員会からの発表に対しては、素直に楽天が応じるのではないかと淡い期待を抱いていました。

真っ向からそれに立ち向かうとは思っていませんでした。

楽天スーパーセールももう何年も変わり映えのないセールといった印象がぬぐえないですし、バックヤードのRMSも10年前からほとんど進化という進化がみられない現状に感じます。

せっかく楽天市場に初期費用6万円、月額利用料2万円（がんばれプラン）、もしくは5万円（スタンダードプラン）も支払っているのであれば、最低限月額料金をペイできて売上が積み重ならなくては意味が無いと思います。

ただ、ここまで弱小店舗をないがしろにするようなルールを強行するのであれば楽天市場を辞めるという選択は決して間違いではないのではないかとも思うようになりました。

既にある程度リピーターが育っている店舗さんが楽天市場を辞めるというのは苦渋の選択になるでしょうが、楽天は辞める店舗に対して「移転する場合、楽天市場での既存顧客に対する外部の販売チャネルの案内支援」を行うということを表明しています。

これがどこまでの対応になるのか？

例えば店舗URL上のページ上に「この店舗は移転しました。移転先はこちら」というような一文に、外部リンクを貼って誘導してくれるのか？

それとも、ページへのアクセスがあった際には「リダイレクト」というスクリプトによって、指定した移転先のネットショップへのURL転送を行ってくれるのか？

この辺りの対応が期待されるのですが果たしてどうなることでしょう。

楽天のRMS内のコミュニティを確認した所、楽天市場で10年以上も出店してきた老舗店舗が何店舗も退店表明をしていました。

非常に残念な事ですが、送料無料ライン統一を楽天が強行する事はほぼ間違いない状況ですから、従えない店舗、従う事で赤字化する店舗は辞めるしかないでしょうね。

新型コロナウイルスで世の中が混沌としている中で、ネット上には市場から欠品している商品を求めるユーザーこそ増えているものの、春先の特需商品やお花見需要、観光需要は大きく減少しそうな雰囲気があります。

この辺りの状況もデータツールを用いて調査していきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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今日から自宅でテレワークを開始しました。京都市も新型コロナ感染者が出たので不安です・・・。