NETSEAネッシー攻略法

NETSEA攻略法(1)NETSEA(ネッシー)に出店する前に行う3つのこと

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NETSEA攻略法

モール別攻略法「NETSEA(ネッシー)攻略法」とは、現役NETSEA店長がネッシーでの売上アップ、ネット販売の攻略法を探し出すことを目的とした考察ブログである。

NETSEA攻略法(1)NETSEA(ネッシー)に出店する前に行う3つのこと

NETSEA(ネッシー)に出店するメリット・デメリット

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NETSEA(ネッシー)とは、主に小売店や個人事業の方が問屋、卸売を行う企業から商品を仕入れることができる、会員登録無料のオンラインサイトのことです。

商品を提供する側のユーザーをNETSEAでは「サプライヤー」と呼び、商品を仕入れる(購入する)側のユーザーを「バイヤー」と呼んでいます。

NETSEAネッシー攻略法

NETSEA(ネッシー)に出店するメリットとしては、対象となる顧客が「法人」もしくは「個人事業主」などの「BtoB取引」が前提となるため、楽天市場などのBtoC取引のショッピングモールとは大きく差別化されている点です。

NETSEAで販売する商品は、会員登録しているバイヤー以外には、価格を確認することができない、いわゆる「クローズドサイト」の体裁をとっていることも、卸売する立場としてはメリットがあります。

商品の仕入れ先を探すバイヤーが販売対象ですので、一般価格を気にすることなく、卸価格での販売、商品の提供が可能となるショッピングモールと言えます。

NETSEAに出店するデメリットとしては、これもメリットの裏返しになりますが、「クローズドサイト」、会員制のサイトであるために、アクセス数が会員、バイヤーに限られるため、Amazon.co.jpのような幅広いリーチができないという点です。

一般的にネットショップの運営において、アクセス人数を増やせば売上が増加するという「売上の公式」がありますが、前提である「アクセス人数」が会員制であるため増えにくい傾向にあります。

今回は、NETSEA(ネッシー)攻略法として、ネッシーへの出店を検討されている方に向けて、NETSEA出店5年以上になる現役店長が、出店前にやるべき3つのことをご紹介いたします。

【参考】売れるネットショップの売上アップの法則 売上の公式を理解する

NETSEA(ネッシー)に出店する前に行う3つのこと

NETSEAネッシー攻略法

では、実際にNETSEA(ネッシー)への出店を検討されている方が、出店前にやっておいた方が良いことを、現役ネッシー店長が3つほどご説明いたします。

NETSEAは、楽天市場などのショッピングモールとは、大きく異なるポイントがありますので出店されるかどうかの判断材料にしていただければと思います。

(1)バイヤーとして無料会員登録し、商品を調査する

まずは、NETSEAに出店する前には、実際の売場をユーザー、利用者の立場から見ておくことをおすすめします。

NETSEAで商品を仕入れる立場、バイヤーの立場から「NETSEA(ネッシー)に無料会員登録
」を行いましょう。

会員登録には一切費用はかかりませんのでご安心ください。

また、個人の方は、現在NETSEAでは会員登録が受け付けられないと公式アナウンスがありますので、個人事業名、法人以上の情報にて会員登録を行うようにしましょう。

【参考】NETSEAへのバイヤー登録の詳細はこちら

(2)ネッシーの顧客層・ユーザー層を理解する

NETSEA(ネッシー)は、卸先を見つけたい問屋と仕入れをしたい小売店のマッチングサイトといっても過言ではありません。

また、卸売のネットショップ、ショッピングサイトとしては、日本最大級の規模を誇っています。

ネッシーに出品するサプライヤーは、小売りや個人事業主の方に向けて、商品を「卸価格」で提供することが目的です。

ユーザー、利用者であるバイヤーは、自分の店舗や、ネットショップで販売する商品を仕入れる事、もしくは、自社で製造する商品の「素材」「材料」を仕入れることが目的です。

両社の目的がマッチする時に、商品の販売が成立するため、楽天市場などのように、一般向けの販売を行ってもうまくいかないケースが多いと思います。

当店の場合は、売上アップを目指すなら楽天市場
やAmazonなどにも多店舗展開で出店していますが、NETSEAに関しては、対象が法人、BtoBであることが前提とされているので、楽天市場の通常価格よりも安い販売価格で商品を販売しています。

また、物流契約の運賃によっては、法人運賃が適用されるため、商品の注文ロット数毎に販売価格を変える手法を取っています。

対法人であることから、一回の注文数が多くなる傾向にあるのも、NETSEA出店のメリットと言えると思います。

【参考】ネットショップの多店舗展開のメリット・デメリット

(3)販売予定の商品で勝算があるのかをシミュレーションする

これは、Amazonなど他のショッピングモールにも言える、事前確認事項ですが、販売予定の商品に競合がいないかなどをシミュレーションすることは非常に重要です。

特にNETSEA(ネッシー)については、会員制サイトで、一般消費者もいないモールですから、かなり限定的なリーチ、対象者への訴求となります。

また、売れる商材にもネッシー独自の傾向があります。

季節需要はもちろんですが、多くのバイヤー会員ユーザーは「自社商品の原材料」を探している傾向があります。

NETSEAでよく検索されるキーワードに「ネイル」や「ストーン」などがあります。

ネイルは、ネイルサロンがその材料となる素材を探している需要ですし、ストーンは、パワーストーンなどのアクセサリを製造して販売するバイヤーの需要と思われます。

NETSEAでは、売り方のスタイルを、対象となるバイヤーの「ペルソナ」をしっかり設定しなくては、売れるネットショップにするための難易度は高い売場であると思います。

【参考】ペルソナとは(persona)|ECサイト用語集

NETSEA(ネッシー)は一般消費者はほぼゼロに近いモールであると理解する

NETSEA(ネッシー)は、モール自体がアピールしている通り、卸売の専門、仕入れ先候補を探すためのオンラインサイトです。

売上アップを目指すなら楽天市場
ヤフーショッピングWowma!(ワウマ)などであれば、BtoC、BtoBの両方の顧客が対象となりますが、ネッシーに関しては、ほぼBtoBが対象となると思っていただいて良いと思います。

理由は、当店が約5年以上NETSEAに出店していて、個人の方の注文が、年間数件程度しかく、95%以上が法人か、もしくは個人事業主の方だという実地からデータがあるからです。

また、2018年におけるNETSEAは、バイヤー登録の際に、「個人の登録をお断りする」ことをサイト上に明言しています。

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現在は、BtoB特化を宣言しているため、99%以上法人会員であることが予想されます。

ただし、一部のユーザーは、ネットショップの副業的利用、いわゆる転売などの仕入れ先としてNETSEAに会員登録するケースもあるようです。

楽天市場などの売り方のセオリーは、NETSEAにおいては、ほとんど使えないと思っても良いかと思います。

ヤフーショッピングで売れる商品が、NETSEAでは全く売れないということは、珍しいことではなく、対象が法人であることを理解していればお分かり頂けることだと思います。

NETSEA(ネッシー)に出店する前におこなう事のまとめ

NETSEA(ネッシー)は、主なユーザーが商品の仕入れを検討するバイヤーであることが理解できたかと思います。

当店もNETSEAに出店して5年以上が経ちますが、購入される方は、9割以上が法人、個人事業主の方です。

完全な個人注文というのは、一年間を通して数えるほどしかありませんでした。

NETSEAは売上アップを目指すなら楽天市場
やヤフーショッピングとは全く客層が違うショッピングモール、というよりも卸専門のオンラインサイトという認識を持って出店を検討されるとよいでしょう。

今回の記事が、NETSEA(ネッシー)の出店を検討されている方の参考になれば幸いです。




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