Amazonは卑怯者?LINEのAIスピーカーを販売禁止にした理由とは?
昨日の産経ニュースのオンライン版に以下のような記事が掲載され、ネット上でも話題となっています。
【参考】アマゾン、競合LINEのAIスピーカー販売禁止に 理由示さず…独禁法違反の可能性
AmazonはAIスピーカー「アマゾンエコー」を発売していますが、そのライバル機であるLINEが発売した「LINEWAVE」を意図的にAmazon上での取扱いを禁止していたそうです。
販売禁止の理由については明確にしておらず、今回の騒動は、Amazonの独占禁止法違反にも発展する可能性まで言及されていました。
結果的にAmazonはLINEのLINEWAVE発売禁止理由は明確にしておらず、理由は不明のままです。
Amazonについて、一般の消費者の立場からすれば、楽天市場よりも商品が探しやすく、また、商品の販売価格も非常に安価な印象があるかと思います。
かくいう店長も、Amazonのプライム会員ですし、家電や書籍、ちょっとした消耗品などはAmazonで購入しています。
楽天市場でモノを買うのは、ギフト関連の商品の時だけに限って利用しています。
消費者の立場では非常に便利なネット通販サイトですが、
出店者という立場から、Amazonを見たときは、かなりアマゾンの印象は違ってきます。
今回のLINEのAIスピーカーを締め出したことでもわかりますが、
Amazonは結構「エゲツナイ」やり方で、他社を追い込むところがあります。
これは、Amazonに出店している方であれば、かならず感じるところだと思います。
まず、多くの型番商品の発売元が「Amazon.co.jp」になっている点について。
これは、Amazonが実際に自社倉庫、フルフィルメントセンターで在庫管理している商品になりますが、
自社の契約物流企業である、ヤマト運輸と日本郵便との「物流契約」が非常に「安い運賃契約」になっていることで
通常のネット販売では考えられない販売価格を実現させているケースが非常に多いです。
現在は、ヤマト運輸との契約が改定され、物流運賃も値上げされたようですが、
値上げ前の契約運賃は、300円以下だったという話も出てきています。
通常であれば、1000~1500円の送料で送られるような商品が、たったの300円の送料で
送れるとなれば、それは、他のネット販売者がAmazonに太刀打ちできないのも納得ですよね。
値上げされた現状でも、まだまだAmazonの販売価格を上回ることは難しく、
多くの型番商品のカートボックスはAmazon.co.jpが独占的に獲得している状況です。
AIスピーカーの登場で、LINEやGoogle、Appleが持っていないポイントが「ネットショッピング部門」です。
AmazonはECサイトを自社で運営しているという強みがあり、AIスピーカーを通じてネットで注文できるというインフラも
他社に比べてすでに所有しているという先行者メリットを持っています。
これが、アマゾンのAIスピーカーの最も強みの部分でもありますが、
今後、AIスピーカーを介したネットショッピングで重視されるのは
カートボックスの獲得の有無
に他なりません。
数ある出店者から同じ商品が出品されていますが、カートボックスを獲得できるのはたったの1出店者のみです。
カートボックスの獲得方法については以下のページにまとめていますので参考にしてください。
カートが獲得できている商品を第一候補としてAIスピーカー(アレクサ)は提案します。
これは間違いないロジックとして、Amazon内でも公表されています。
カートが取れていない商品はAIスピーカーは提案しません。
Amazonでネット販売されている方は、ここをしっかりと「脅威」として受け止めておかなくては
今後、2年以内にアマゾンで一つも商品が売れなくなるという可能性さえあります。
Amazonは米国でのシェアはNo.1ですが、日本に限っては、「楽天市場」という王者がいるため、
シェアNo.1に慣れていない状況です。
なんとかして楽天に勝ちたい!
それが、Amazon.co.jpの目下の目的でもあると思います。
AIスピーカーの登場は、こうしたスマートスピーカー乱立時代に
ひとつのチャンスであることは間違いありません。
楽天はAIスピーカーを販売していません。
楽天市場内で、他社、例えばLINEWAVEなどを販売することはありますが、
楽天自社が手掛けるAIスピーカーは今のところ存在していません。
今後、三木谷さんが、このままAIスピーカー事業の隆盛をほっておくとは考えにくいですが、
楽天は、携帯事業の楽天モバイルも今一つ伸び切れていないという負い目もあります。
ただ、楽天市場にはすでにAIは存在しています。
店舗運営コンシェルジュの相楽しんくちゃんです。
厳密にはAIではなく、チャットボット的な対応をするシステムにすぎません。
以前に比べて、比較的精度が向上したようには思いますが、AIのような
成長性は実際のところは備わっていないと思われます。
また、楽天市場でもし、AIスピーカーによって商品を探させた場合、
非常に混沌とした商品情報の中からAIは最もお得な商品を提案する必要があります。
Amazonと楽天市場の一番のちがいは、同じJANコードの商品ページがAmazonは基本1つなのに対して、
楽天市場は出店店舗数の出店する商品の数だけ存在するという点です。
それゆえに、ある店舗では送料無料の商品が、別の店舗では送料別であったり、
販売価格が安い店舗があれば、ポイントが20倍返還されるけど商品価格は少し高い店舗があるなど・・・。
店舗ごとに価格設定や送料設定もバラバラです。
人間が見てもわかりにくいのが楽天市場の最大のデメリットでもあります。
楽天市場の商品をAIスピーカーで比較させるのは、現状ではかなり難しいと思います。
逆にAmazonは、商品ページのフォーマットも統一しているうえ、カートボックス獲得という
ひとつの「キーポイント」を持っているので、AIスピーカーによる商品検索が非常に楽にできるメリットがあります。
Amazonが日本国内で、最大の流通額を得るには、このAIスピーカー、AmazonEchoの拡大にかかっているからこそ、
他社のAIスピーカー、今回はLINEWAVEでしたが、他社にAIスピーカーのシェアを渡したくないという気持ちの表れが
LINEWAVEを締め出してしまった大きな理由だと店長は考えています。
やはり、Amazonもそういった感情的な部分では、まだまだ未熟な組織なのかもしれませんね。
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現在の年商(直近1年間の売上総額)
直近1年間の月次売上
2017年10月 | ¥12,002,830 |
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2017年9月 | ¥21,494,032 |
2017年8月 | ¥26,625,083 |
2017年7月 | ¥37,671,561 |
2017年6月 | ¥29,834,215 |
2017年5月 | ¥22,986,507 |
2017年4月 | ¥24,806,553 |
2017年3月 | ¥25,416,226 |
2017年2月 | ¥20,923,165 |
2017年1月 | ¥20,428,399 |
2016年12月 | ¥24,203,039 |
2016年11月 | ¥20,537,935 |
本日までの釣果|月次売上
年商10億円のための月次目標達成率(目標月商:8,400万円)
今月の主要モールの受注件数
2017年11月20日(月)
本日の主要モールのイベント状況
楽天市場 | 楽天市場では、本日20日は5の倍数なので楽天カードの利用でポイントが+5倍となるキャンペーンを実施。 |
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Amazon | Amazonでは「おせち特集2018年」というおせち料理の特設ページを公開中。11月30日までおせち料理が早期割引となるセールも開催中。 |
ヤフーショッピング | ヤフーショッピングではYahooプレミアム会員限定の掲載ストア対象ポイント最大15倍のキャンペーンイベントを開催。 |
ポンパレモール | ポンパレモールでは、本日20日は「0のつく日は対象ショップ全品10%ポイント還元」のイベントを開催中。 |
Wowma! | Wowmaでは、Wowmaブランドスクエアにて、対象ブランドで使える1000円分のクーポンを発行。対象ブランドはアース・ミュージック&エコロジーやナチュラルビューティーベーシックなど。 |
その他の情報 | Amazonで、LINEのAIスピーカーの販売を禁止していたことが判明した。ライバル商品の販売禁止は、独占禁止法違反の可能性もあると問題視されている。 |
今日は何の日?【11月20日】
◆世界こどもの日(Universal Children’s Day)
…1954年の国連総会で制定。国際デーの一つ。
◆毛皮の日
…日本毛皮協会が1989年に制定。「い(1)い(1)フ(2)ァー(輪=0)」の語呂合せから。
◆産業教育記念日
…1884年の11月20日、「商業学校通則」が制定され、日本の産業教育制度が創設された。
本日の楽天市場とヤフーショッピングの売れ筋商品
楽天市場総合デイリーランキング
【ランキングでの気づき】
楽天デイリーランキングは、越前かに問屋「ますよね」の「生ずわい蟹セット」が第一位を獲得した。第二位には博多久松のおせち料理がランクイン。いよいよ楽天市場の冬商戦が本格化してきた。
ヤフーショッピング売れ筋ランキング
【ランキングでの気づき】
ヤフーショッピングのデイリーランキングでは、ぼくの玉手箱屋ーの「割れチョコ 100g お試し 2017 訳あり クーベルチュール使用 3種の割れチョコ 送料無料」が再びの第一位を獲得した。第二位には北海道産直グルメ ぼーのの「(送料無料 500円ポッキリ)5種から選べる.北海道熟成ラーメン2食セット.詰め合わせ お取り寄せ お試しセット 」がランクイン。食品のお試し商品のデイリーランクイン入りは定番化しつつある。